カエルの井戸の底

配信したゲームの感想などをいろいろと

【東京ゲームショウ2022】インディーズゲームレビュー『Enotria: The Last Song』

皆さん!突然ですがイタリアは好きですか?

好きですよね!!!!

ということで今回はそんなイタリアをテーマにしたゲームをご紹介したいと思います!

※製作者様から許可を得て記事を作成しています。画像や内容の無許可の利用・改変は禁止事項とさせていただきます。

作品概要

改めて今回紹介するのは『Enotria: The Last Song』

www.youtube.com

PVをご覧になるとわかるかもしれませんがいわゆるソウルライクゲームです

2021年のゲームショウでは「Project Galileo

の名前で紹介されていた上に、過去公式アカウントもこのプロジェクト名で活動していた時期があるのでので案外こっちの名前で見覚えのある人もいるのではないでしょうか?

テーマとしてはイタリアの音楽や文化を主軸としており

PVの音楽も非常に民族的なものとなっていました。

空の色合いも日本のものとは違いくっきりした青の映える映像が見られます。

一部の識者は夏のイタリアっぽさがあるとも言ってました(記者は海外行ったことないのでそこはわかんないです)

ソウルライクゲームにはあまり見られないという点でもこの青く晴れた空は世界を旅する私たちに視覚的な楽しみを与えてくれることでしょう

ストーリーは魔法の世界でこの世界の重要な力を封印する強大な組織によって世界が崩壊し始めていたというソウルライク特有の終末世界で展開するのでその明るさに反してブラックな展開が予想されます。

全体的に鮮やかな色使いには注目したい

さてビジュアル以外で注目すべき点といえば

武器の特殊アクションでしょう。

二つの状態を切り替えて戦うのですがこれは次の項目で詳しく説明します

ゲーム性

先ほども言った通りソウルライクゲームですので、その手のゲームをやったことある人にはかなりわかりやすいかと思われます。

背後からの致命攻撃やパリィアクションからの致命、ローリング回避に強弱使い分けの攻撃...等々

お約束は網羅されていると思います。

注目すべきはこのゲーム独自のシステム

先ほども言った武器を二つの状態に切り替えるというもの

具体的に言うと通常の状態から一定時間経過で変化ゲージがたまりゲージがたまると特定のボタンを押すことで武器を特殊状態にできるというもの

この特殊状態は武器の火力が上がる一方被ダメも上昇する諸刃の刃的状態

さらにこの状態だけ発動するギミックなども存在し、アクションと謎解き二つの要素につながる状態のようです。

体験版で遊べた部分ではギミック一つを動かす場面しか遭遇できなかったが製品版では多くの場面でこの切り替えが重要な要素を握ることになるのでしょう。

これは特殊状態で発動するギミック
手前の石板には橋の絵が描かれているのだが実際は崩壊している
だが特殊状態で触れるとこのように橋が絵のように復元されるのだ

おそらくこれが先ほどのストーリーにもあった魔法の力なのでしょうね。

プレイした感想

はっきり言ってしまえばまだ普通のソウルライクでした

開発中のため、さらに一部分しか遊べていないためわからないところも多いですが

特殊状態の使い分けが戦闘で比重が大きいかといえば、ソウルライクの立ち回りができる人にはギミック以外で使う必要はないかなという印象。

背後に回って致命

的確なパリィ

ヒット&アウェイ

これができれば少なくとも私が遊んだ範囲で苦戦することはありませんでした

しいて言えばパリィ用の盾がいわゆるバックラーとなっており、パリィしかできず、盾による防御はできないというかなり思い切ったものになっており、大きく違うと感じた点はここですね。良いか悪いかは別ですが。

気になった点といえばソウルライクでは同じみの雑魚の中にいる隊長、つまりちょっと強いやつですね。こいつの挙動が主人公を狙わずまっすぐ攻撃を放つことが多くこの辺はまだ開発中だというのを感じました。

ビジュアルや音楽は非常に印象に残りやすく

特に音楽には強いこだわりを感じました。色合いに関してもぜひ発色の良いモニターで遊びたいですね。

 

総評

まだ未完成要素が多いが完成が楽しみ

開発側が他のソウルライクゲームとは違うひねりを組み込みたいという中、まだその違いはビジュアル面以外には乏しく挙動も完全ではない。

一方で開発途中もしくはまだ見ることができない部分での要素の活躍の幅はいくらでも期待できるほど”状態の切り替え”などギミックの軸的な部分はよかった。

遊べる範囲が狭かったから評価が少しきつめになってしまったかなといった感じです。

ビジュアルや音楽は非常に力が入っていますしPVで語られるストーリーにも非常に興味があります。

これからが楽しみといった感じですね。

 

さて本作、日本で注目されているかというと実は結構まだという印象がつよいものでした。

TGSのブースでは女性の翻訳スタッフを除き全員が開発スタッフのため日本語はなく

ムービーやUIにもまだ日本語は一切ありません。

私が行った時も試遊スペースに来ていた人は英語ペラペラの日本人とあとは海外の方が来てましたのでやはり日本人からの注目度はまだ高いとは言えないところにあります。

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まだ日本のローカライズ相手探してるってところらしいので、本当に今この時期に日本からの注目が強いかどうかでローカライズ後の翻訳の出来とかにもかかわってくると思います。ソウルライクゲームが好き!洋ゲーが好きなんて人はこの『Enotria: The Last Song』の今後を見逃すな!!(一応2024年頃の発売を目標としているそうです)

ということで今回はここまで!

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